洲本市で行われている俳句会「若葉会」の句会を見学させていただきました。20年以上俳句を詠み続けておられるベテランの方、一年未満の俳句を作り始めたばかりの方など7名の方にインタビューに協力いただきました。お忙しいなかありがとうございます。
六回目は俳句歴が20年、松本眞美さんにお答えいただきました。頭を使いたい、と友達と一緒に始めたとのことです。俳句会のみなさんとどこかに行く、一緒に吟行へゆくことも大きな楽しみだとか。
初心者が俳句を作る時のヒントとして、6つほど質問に回答いただいています。
『すもと歴史かるた』俳句の作成の参考になることが盛りだくさん、ぜひご一読ください。
俳句会 インタビュー 松本眞美さん #06
お名前
松本眞美(まつもとまさみ)
俳句歴
20年
俳句についてのインタビュー
1:俳句を始めたきっかけを教えてください
友達と話してボケ防止、脳の老化を防ごうと一緒に始めました。
20年やってみて前へ進むというよりかは、私自身にすることがある、句会や吟行などの行くところがある、っていうことが1番の楽しみです。
2:俳句の魅力、楽しさはどこにあると思いますか
みんなと集まってお話したり、句を見て直してもらったり、そのようなところですかね。
基本は一人で作るのですが吟行の時はみんなとお話しながら作っています。
3:季語とは何ですか、好きな季語があれば教えてください
その季節の咲いている花とか山の景色とか動物、天気など色々な自然を季語にしています。
私は秋が好きです。
秋だったら見ていても俳句を作りやすいと感じます。草花とかが目に入りやすいので好きですね。
4:どのようにして俳句を作っていますか、どのように発想していますか。
練りに練って作っています。
あまり考えすぎてもダメだし、ちょっとした事にあたったときに、季語のあるものがあればすっと出来ます。出来るときはすっと出来るんですけど出来ないときはいくら考えても出来ないですね(笑)。
5:俳句を詠んで嬉しいと感じること、感じるとき
詠んで、句会でわたしの句をみんなが選んでくれたときですかね。
6:初めて俳句を作る方へ向けてひとこと
あまり気負いせずに上手に作ろうとかはそんなに思わないように思ったまま、見たまま最初は作ってみるのが良いかなと思います。
インタビューにご回答いただきありがとうございました!
インタビュー中の「吟行」について
「吟行」ぎんこう
吟行というのは、俳句会などの俳句を詠む方々があつまって、同じ場所で同じ景色を眺めたりしてその場所をテーマにして俳句を詠むことをいいます。
決められたテーマ・お題から作成する俳句とちがって、同じ場所で同じ景色を味わったなかで、その人らしい個性によってさまざまな俳句がうまれることだそうです。
俳句を詠むためにその場所で感じた感覚や風景などを味わって、俳句にするそうです。とても味わい深いものですね。現地で作品作りの写真を撮影したり、画材をもっていってスケッチしたりそういった感覚でしょうか。
「すもと歴史かるた」で選定されている歴史・文化的な史跡名所には住所もあわせて掲載していますので、ぜひともその場にお友達と連れ立って吟行する、というのも素敵ですね。
詩歌をつくるために景色のよい所や名所旧跡に出かけてゆくこと。
Wikipediaより
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