俳句会インタビュー 近江美佐さん #07

洲本市で行われている俳句会「若葉会」の句会を見学させていただきました。20年以上俳句を詠み続けておられるベテランの方、一年未満の俳句を作り始めたばかりの方など7名の方にインタビューに協力いただきました。お忙しいなかありがとうございます。

七回目、今回お応えいただいたのは俳句歴が1年弱、と若手の方です。若葉会の会員のみなさまのなかではもっとも初心者の心情にちかいといえるインタビューになっているかもしれません。

初心者が俳句を作る時のヒントとして、6つほど質問に回答いただいています。
『すもと歴史かるた』俳句の作成の参考になることが盛りだくさん、ぜひご一読ください。

目次

俳句会 インタビュー 近江美佐 さん #07

お名前

近江美佐(おうみみさ)

俳句歴

2021年6月からで1年弱ぐらい

俳句についてのインタビュー

1:俳句を始めたきっかけを教えてください

仕事と家事と趣味とで、日々とても時間が過ぎるのが早い。
でも嬉しいときや、悲しいときとか、ありがたいなとか、そういう感情が色々あって、そういうものを味わう間もなく、振り返る間もなく時間が過ぎていくのでそういう自分の心が動いた瞬間を表したいなと。私は言葉がとても好きなのでそういう自分の気持ちが動いた時を言葉に残したいなということがきっかけです。

2:俳句の魅力、楽しさはどこにあると思いますか

共感すること。自分が日々感じたことを俳句に詠んで「これ分かる」と言ってくれたらそれは嬉しい。若葉会の皆さんはとても上手な俳句を作っていてそれを読ましてもらった時に、これ私も経験ある、と共感するときもとても嬉しいのでやはり共感ですね。
1人で作っていたらシェア出来ないのでシェアすることが1番の魅力かな。

3:季語とは何ですか、好きな季語があれば教えてください

私もまだ1年経ってないのであまり季語を知らないんですよ笑。
でも「季語」が1番大事で、「季語」ありきで俳句を詠むときもあるし、自分が思った中に「季語」がリンクしているときもあるしで、、
「季語」とは1番のベースですかね。初めて出会う「季語」とか、そういえばこういうもの見たことあるとか、こういうこと感じたことあるとか、知ったら身近になりますね。

すごく日本語的良いなと思ったのは、冬の季語で『さゆる』っていう言葉。これがつくことで俳句に五感がつきますよね。これが俳句歴1年弱の中でとても印象に残っていて好きな「季語」です。

4:どのようにして俳句を作っていますか、どのように発想していますか。

作ろうと思うと作れないんですよ。なので自分で「季語」が選べる場合は、日々の生活でふっと気持ちが動いた時にしか作れないです。
それから句会のときは「たけのこ」とか題名を与えてもらえるので、自分の日常とか過去とか色んなことを思い返して出てきたものをメモに書いて作ります。
吟行といって、外に行って俳句を作るときもあるのですが、その場で写生して句を作るっていうのが出来なくて自分の身近なものとか気持ちを込めたものしかまだ出来ないです。

6:初めて俳句を作る方へ向けてひとこと

自分の気持ちを見つめて気持ちが動いたものを作ってみる。形とか関係なく。
報告とか説明とかになったらだめと言われるんですけど、それをまだ私もわからないんですけど、それを気にしとったら出来ないのでまずは自分がいいなとかすごいなとか懐かしいなとかありがたいなとか思った瞬間を素直に書いてみましょう!かな笑。
形にとらわれず浮かんだものを書けばいいと思います。

インタビューにご回答いただきありがとうございました!

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