すっかり秋めくこの頃、暦の上では明日からいよいよ仲秋ですね。
第1期の俳句募集にはたくさんのご応募いただきまして誠にありがとうございました!
そして大変お待たせいたしました!
いよいよ「すもと歴史かるた」50枚の発表をさせていただきます。
また、いただいたすべての俳句を掲載していますので歴史・文化的遺産がどのように親しまれているのか、より一層そのテーマの魅力を発掘するきっかけになるなぁと一足先に楽しく読ませていただきました。
洲本市在住の方には「そうそう笑」と納得されるものや、もっと洲本のことを知りたい方にもお勧めです!
50句 結果発表!
気になる結果発表はこちらよりご覧ください
どの俳句、川柳も力作揃いで応募いただいた方の想いがあり選抜に非常に時間がかかってしまいました。
また人気のテーマ、人気の最初のひらがななど集中的なものもあり、かるた全体としてのテーマバランスを整えるなどして当初44枚の札の予定でしたが50枚に枠を広げ「あいうえおかるた」ながらも同じ頭文字が2枚あるものもあります。
作中のテーマの頭文字を当てたもの「新種だよヤマトサウルス・イザナギイ」は頭文字の「し」始まりの句の応募が多かったため、「や」の札として扱っています。そのようなテーマを優先としてカウントしているものがいくつかあります。また他でのテーマが被ってしまい応募の中で選ぶことができずに「よ」の札は用意ができずなど募集ならではの少し変則的なかるた札となっています。
選抜にあたって
「すもと歴史かるた」選抜にあたり、2つの選定基準を軸に進めさせていただきました。作品の選句には名前や筆跡で個人を特定できないように、作品をランダムに配置し、パソコンでの打ち文字にて確認をしていただいています。
俳句という観点
1つ目は、洲本市は俳句の町であり有名な作家さんや多くの俳句会もあり、俳句という視点です。
こちらに関してはホトトギス派であり洲本市の誇る俳人、髙田菲路さんに選句をお願いすることができやりとりをさせていただき、入賞、準入賞の句を選んでいただきました。俳句には「季語」が必要とのことで季語が含まれることを条件とし選句いただいています。
歴史的な観点
すもと歴史かるた、という観点で歴史の検証を洲本の厳島神社にて宮司をされている浦上雅史さん(元淡路文化史料館館長)に◎、◯、△、歴史的に誤り、という4つの基準で確認をいただいています。
洲本市として伝えたい、洲本市の特徴的な文化・歴史を表している句という基準にてお願いをさせていただきました。◯、◎を積極的に採用しています。
+α 洲本在住の若者という観点
今を生きる世代に響くよう、ガチガチに教育路線、堅苦しいものではない視点を取り入れたく男女混合の5名の方々にお願いさせていただき推したい句を選んでいただきました。個別にお願いしているにもかかわらず同じ句にチェックがついていたりと惹きつける句を基準とさせていただいています。
最終の選抜へ
上記を踏まえてお子様〜年配の方までが一緒に遊べる札をセレクトをしてゆきました。幼すぎる札ばかりで、大人が遊んであげている、という状態になることは避けたいと考えていて、難しすぎると子供には面白くないものになるのでこの塩梅を重視しました。
わかる、この札を取りたい!と単純に理解できる札、玉ねぎやぴんす焼きの句、そこに混じって大人も興味が湧く思わず思い出話しが始まったり、私の地区ではこうだった、などの体験談が出てくるような教えるのではなく自然と子供に伝えたくなるようなものを、というコンセプトで選ばせていただいています。
その他、すべての地区の歴史・文化が入るように、あいうえおの札が揃うように、歴史・文化・郷土のバランスをとる、絵札にしたときの配色、などを考慮して50枚に選定いたしました。
絵札のご応募も奮ってご応募いただけると幸いです。
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